
今日もやれることはやった。それなのに、思うような結果が出ない。
誰かの活躍を見るたびに、「私には何が足りないんやろう」と考えてしまう。頑張っているからこそ、立ち止まるのも怖い。
そんなあなたに、届けたい対談があります。
「アンディの夢叶チャンネル」第102回に来てくれたのは、感動経営コンサルタントの松江隆明さん。私が長くご縁をいただいている、まっちゃんです。
仕事で成果を上げた後、何のために働くのかが分からなくなり、引きこもりを経験したまっちゃん。そこから歩き出すきっかけになった言葉や、今の活動への想いを聞きました。
対談を通して伝えたいのは、頑張り続けている自分の心にも、目を向けてほしいということです。
結果が出ても、心が満たされないことがある

まっちゃんは、新卒でキーエンスに入社しました。
入社の直前にお父さまを亡くし、天国のお父さんに認められたいという想いで、一生懸命に働いていたそうです。
仕事では成果を上げ、お金も得られるようになった。けれど、心が満たされなかった。
何のために働くのか。何のために生きるのか。
その答えが分からなくなり、会社を辞め、家に引きこもるようになったと話してくれました。
今、頑張っているのにうまくいかないと感じているときは、どうしても「もっと結果を出さなきゃ」と思いますよね。
でも、まっちゃんの経験を聞くと、結果を出すことと、自分が幸せを感じることは、いつも一緒とは限らないんやなと思います。
誰かに認めてもらうために頑張るうちに、自分がどう感じているかを置き去りにしていないか。私はそこも大切にしたいんです。
「幸せは、手の中にあるものに気づくこと」

対談の最後に、まっちゃんはお母さまの言葉を紹介してくれました。
幸せは手に入れるもんじゃなくて、手の中にあるものに気づくことやで。
仲間がいる。亡くなったお父さんがいる。そして、お母さんがそばにいる。
まっちゃんは、そうした存在に目を向けることで、自分の幸せを感じられたと話していました。
何かを手に入れたいときほど、まだ持っていないものばかり見てしまう。
実績がない。自信がない。あの人のようにできない。
そう考えている間にも、話を聞いてくれる人や、応援してくれる人、これまで続けてきたことは、自分のそばにあるかもしれません。
今あるものに気づくことは、夢を諦めることとは違います。
自分を支えてくれているものを感じながら、これからどう歩きたいかを考える。その出発点を、お母さまの言葉は教えてくれます。
ピンチのとき、一人の見方だけで答えを出さなくていい

まっちゃんが話してくれた活動の一つが、「チャンス会議」です。
ピンチを、みんなでチャンスへ変えていこうとする取り組み。企業で続ける中で、参加した人が元気になっていく姿を見てきたと話していました。
私も対談の中で、ピンチの見方を変えてみることについて話しました。
起きた出来事は、たしかにピンチかもしれない。困っていることも、つらい気持ちもある。
そのうえで、一人では思いつかなかった見方に、誰かと話すことで出会えることがあるんです。
自分では「もう無理」としか見えないことに、別の人が違う可能性を見つけてくれる。そこから、次に試せることが見えてくる。
今すぐ前向きになれなくても、つらい出来事に感謝できなくても、自分を責める必要はありません。
一人で考えて同じところを回り続けているなら、その輪の中に、信頼できる誰かの視点を入れてみる。そんな選択もあっていいと思います。
応援は、その人が歩き出す勇気を支えること
今回の対談では、「応援するって、どういうことやろう」という話にもなりました。
私たちに共通する学びの場が、夢を語り、互いに応援し合うドリームプラン・プレゼンテーション、ドリプラです。
まっちゃんは、人を支援するとき、問題の解き方を教えることだけに向かうのではなく、その人が自分で解決へ向かう勇気をどう支えるかを大切にしていると話してくれました。
私も、応援される本人が主人公であることを大切にしています。
代わりに全部やってあげる。こちらの正解へ連れていく。それで本人の夢が育つとは限らないからです。
話を聞き、相手の想いを知り、その人が自分で選ぶことを支える。
頑張っているのに進めないとき、足りないのは新しいノウハウだけとは限りません。うまく話せない日にも、そのまま話を聞いてくれる人の存在が、支えになることもあると思うんです。
自分の「好き」まで、後回しにしていませんか

対談の途中で、私はお母さんたちの話をしました。
家族の好きなものは答えられるのに、自分が何を好きだったのかが分からなくなっている。旦那さんのため、子どものためと動いているうちに、自分の気持ちを出せなくなっていることがあるんです。
そこで私が話したのが、シャインマスカットの話。
買って帰ったら、子どもに食べさせる前に、自分も一粒食べてみてほしい。おいしいな、と感じる時間を、自分にもあげてほしいんです。
頑張っていると、自分の楽しみは「落ち着いてから」「ちゃんとできてから」と、どんどん先になります。
でも、自分がうれしいと感じることを、結果が出るまで待たせ続けなくてもいい。
人のことを大切にしているあなた自身も、その大切な人の一人です。
自分の心が動く夢を、応援し合える場所で

後半には、夢を伝えるプレゼンテーションの話もしました。
私が大切にしているのは、作った本人が、そのプレゼンに一番感動しているかどうかです。
上手に見せたい。素敵なものにしたい。そう考えるうちに、自分が本当に叶えたい想いから離れてしまうことがある。
まっちゃんは、繰り返し練習する中で、言葉を覚えて伝える感覚から、心で伝える感覚へ変わっていったと話してくれました。
夢に向かうときも、自分が何に心を動かされているのかを、忘れずにいたいですね。
対談でまっちゃんが語ってくれたのは、日本チャンス協会を通して、ひきこもりの当事者やご家族を一人ぼっちにしない社会をつくりたいという想いでした。
その背景にあるのは、自分自身が立ち止まった経験と、そこからつながった人たちの存在です。
今、思うように進めていなくても、それだけであなたの価値が決まるわけではありません。
自分の手の中にあるもの。自分が好きなこと。話を聞いてくれる人。
そうした存在を感じるところから、これからの歩き方を考えてもいいんです。
言葉にする力が残っていない日には、まず誰かの話を聞くだけでも。
お母さまの話で笑いながら、応援することや自分の想いを語った対談です。今のあなたに届く言葉があれば、うれしいです。
夢叶屋アンディ
出典:『アンディの夢叶チャンネル 第102回ゲスト松江隆明さん』。お母さまの言葉は動画の1時間6分18秒付近。本文は対談をもとに、アンディの視点で綴っています。